Pythonの関数の戻り値について。
この記事の内容はコチラです
- Pythonの関数は戻り値の書き方をマスターする
- 複数の戻り値
今回は、Pythonの関数で戻り値(複数)を返す・受け取る方法を4つのパターンで解説します。
Pythonの関数の戻り値
戻り値を返す・受け取る4つのパターンを紹介します。
- 1つの戻り値を返す
- 複数の戻り値を返す
- 複数の戻り値を受け取る
- 複数の戻り値を個別に受け取る
1. 1つの戻り値を返す関数
# 関数定義 def output_msg(num): ret = '関数実行' + num + '回目' return ret # 関数実行 msg = output_msg(10) print(msg) #[結果] 関数実行10回目
ここでは戻り値ありの関数を作成しました。
戻り値は「return 戻り値」で値を返します。
関数「output_msg」はパラメータ「num」を受け取り、文字列「ret」を返す関数です。
呼び出し元では「msg = output_msg(10)」として、関数が戻した値を「msg」へ代入しています。
2. 複数の戻り値を返す関数
def cul_num(num1, num2): num3 = num1 + num2 num4 = num1 * num2 return num3, num4
ここでは関数「cul_num」に2つの引数をわたして、足し算と掛け算の両方の結果「num3」「num4」を「return」で返しました。
複数の戻り値を返すには、returnのあとにカンマ区切りで並べます。
複数の結果を返す関数を呼び出す側の書き方は次に書きます。
3. 複数の戻り値を受け取る(関数呼び出し側)
ret = cul_num(10, 5) print(ret) #[結果] (15, 50) for i in ret: print(i) #[結果] 15 #[結果] 50
複数の戻り値の型は「タプル型」となります。「タプル」は読取り専用の配列のことです。
参考ページ:Python タプル(変更不可な配列)の使い方
複数の値を1つずつ取り出すには「for ~ in」で取り出します。次の方法もあります。
4. 複数の戻り値を別々に受け取る(関数呼び出し側)
num1, num2 = cul_num(10, 5) print(num1) #[結果] 15 print(num2) #[結果] 50
ここでは複数の戻り値を1つずつ変数で受け取りました。受け取る場合はカンマ区切りで受け取る数だけ並べます。
Pythonの関数の戻り値の使い方として、返すパターン・受け取るパターンを2つずつ紹介しました。簡単なのでぜひ使ってみてください!
以上、Pythonの関数の戻り値を返す4つの方法でした。
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