Pythonの「rmtree・rmdir・send2trash」の使い方について。
この記事の内容はコチラです
- Pythonでフォルダを削除する
- rmtree・rmdir・send2trashの違い
- rmtree・rmdir・send2trashの使い方を知る
今回は、Pythonでフォルダを削除する「rmtree」「rmdir」「send2trash」の使い方を解説します。
フォルダを完全に削除する rmtree
Pythonでフォルダを削除するにはおもに3つの方法があります。(「rmtree」「rmdir」「send2trash」)
- rmtree・・・フォルダを完全削除
- rmdir・・・フォルダを完全削除(フォルダの中身がカラのみ)
- send2trash・・・フォルダをゴミ箱に入れて削除
「rmtree」「rmdir」の削除は完全削除です。ゴミ箱に入る削除は「send2trash」です。
ファイルを削除する場合はこちらを参照してください。
rmtree構文
import os os.rmtree(削除するフォルダのパス)
まず最初にpython標準のshutilモジュールを使用するため「import shutil」を事前に記述します。
「shutil.rmtree」で任意のフォルダを完全に削除します。フォルダの中身も含めて完全に削除されるため、元に戻すことはできません。
例1. rmtreeでフォルダを削除する
import shutil shutil.rmtree('c:\\pg\\wk')
Pythonの「rmtree」で「c:\pg\wk」フォルダーを完全に削除しました。
パスの記述ですが、「\」をエスケープする必要があるため、「\」であれば「\\」と書きます。よって「c:\pg\wk」の場合は「c:\\pg\\wk」と書きます。
フォルダを完全に削除する rmdir
rmdir構文
import os os.rmdir(削除するフォルダのパス)
まず最初にpython標準のosモジュールを使用するため「import os」を事前に記述します。
「os.rmdir」で任意のフォルダを完全に削除します。フォルダは完全に削除されるため、元に戻すことはできません。
注意点として、「os.rmdir」はフォルダーがカラの場合のみ削除できます。中身が入っているフォルダは削除できません。
例1. rmdirでフォルダを削除する
import os os.rmdir('c:\\pg\\wk')
Pythonの「rmdir」で「c:\pg\wk」フォルダーを完全に削除しました。
フォルダを削除する send2trash
send2trash 構文
import send2trash send2trash.send2trash(削除するフォルダのパス)
python標準には「send2trash」はありません。Pypi(Python Package Index)から別途インストールする必要があります。
関連記事 Python 外部パッケージをインストールする方法(send2trash)
「send2trash」で任意のフィルダをゴミ箱に入れて削除します。ゴミ箱に入るため、元に戻すことはできます。
例1. send2trashでフォルダを削除する
import send2trash send2trash.send2trash('c:\\pg\\wk')
Pythonの「send2trash」で「c:\pg\wk」をゴミ箱に入れて削除しました。
「shutil.rmtree」「os.rmdir」でフォルダを完全に削除し、「send2trash.send2trash」でゴミ箱にいれて削除することができました。
以上、Pythonの「shutil.rmtree」「os.rmdir」「send2trash.send2trash」でフォルダを削除する方法でした。
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