【Python】importの使い方はコレです!(from,as)

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Pythonの「import」や「from」の使い方について。

この記事の内容はコチラです

  • Pythonの「import」の使い方
  • 「from import」の使い方のパターン
  • 「as」の使い方

今回は、Pythonのfrom・importの基本的な使い方を解説します。

from importの6パターン

Pythonは多くのモジュールやパッケージをインターネットからダウンロードして使うことができます。もちろん自作することもできます。

importの使い方が少し難しい

Pythonのモジュールやパッケージを使うには、「import」を使います。このimportがわりとややこしくて初心者は戸惑うケースが多いです。

ここではimportのパターンを6つ紹介します。この6パターンを理解すれば、ほとんどのケースで対応できると思います。

例1. 通常のimport

ここでは、PythonでEXCELを操作する「openpyxl」パッケージをインポートする例を取りあげます。

import openpyxl

openpyxl.styles.fonts.Font(color='FF0000')

「openpyxl.styles.fonts.Font」はフォントを設定するモジュールです。ここではExcelのフォントの色を変更しています。

「openpyxl.styles.fonts.Font」の意味は「openpyxl」の「styles」の「fonts」の「Font」を使用するという意味です。

これが「import」の通常パターンです。汎用性はありますが、記述が長いのがデメリットですね。

例2. fromで省略する

from openpyxl.styles.fonts import Font

Font(color='FF0000')

これはコード内の記述をもっと短くするパターンです。

1行目の「import」は「openpyxl.styles.fonts」の「Font」をインポートするという意味です。

これにより「openpyxl.styles.fonts」を記述する必要はなく、「Font」だけでよくなります。例1と比較すると、かなりコード量が短くなりました。

from importのデメリット

この例では、「Font」に限定されているため、「openpyxl」パッケージの他のモジュール(styles、fonts)が使えないというデメリットもあります。fromを使ってimportする場合、コード量を省略できますが汎用性がなくなるため使い方には注意が必要です。

例3. fromの別パターン

from openpyxl.styles import fonts

fonts.Font(color='FF0000')

1行目の「import」は「openpyxl.styles」の「fonts」をインポートするという意味です。

これにより「openpyxl.styles」を記述する必要はなく、「fonts.Font」だけでよくなります。例1と比較すると、コード量がやや長くなりました。その分、「fonts」モジュールが使えるようになりました。

例4. fromの別パターン

from openpyxl import styles

styles.fonts.Font(color='FF0000')

1行目の「import」は「openpyxl」の「styles」をインポートするという意味です。

これにより「openpyxl」を記述する必要はなく、「styles」だけでよくなります。これまでの例と比較すると、コード量がやや長くなりました。しかし、「openpyxl.styles」が使えるため、汎用性はありますね。

これで何となくPythonの「from import」の書き方がわかってきたかと思います。

例5. import ~ as ~で別名をつける

import openpyxl as op

op.styles.fonts.Font(color='FF0000')

これまでと少し違うパターンも紹介します。

長い名前の場合、「as」で別名をつけて短い名前にリネームすることができます。

「openpyxl」をimportすると、「openpyxl」を何度も記述しないといけないので手間です。「openpyxl」を「op」という短い名称にして別名をつけました。このように「as」で別名をつけてコード量を削減することもできます。

例6. import *

もう一つおまけで。

from openpyxl import *

importでアスタリスク「*」も使えます。これはimportした「openpyxl 」以下のオブジェクトがすべて使用できます。

今まで挙げた例よりも使い勝手がよく非常に便利なのですが、Python公式は推奨していません。なので使わない方が良いですね。

インポートするモジュール・パッケージの仕様を把握していないと意図していないものを呼び出したり不具合が起きるかもしれません。便利ですが、トラブルの元になるため、きちんとimport対象を明示すべきですね。

Pythonの「import」の使い方として6パターン取りあげてみました。 「from import」の簡単な使い方、「as」での別名をつけるパターンもありました。

以上、Pythonのimportの使い方6パターンでした。

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