Pythonのプログラム終了・終了処理の使い方について。
この記事の内容はコチラです
- プログラムを終了する「exit」の使い方
- 処理終了する「exit」の使い方
今回は、Pythonの「exit」と「return」の使い方について解説します!
プログラム終了 exit
Pythonでプログラムを終了するには「exit」を使います。「exit」はsysモジュールを最初にインポートする必要があります。
例. exitの使用例
import sys def cnt(iNum): if iNum > 10: sys.exit() else: return iNum + 1
cnt(1) #[結果] 2 cnt(11) #[結果]
この例では、関数「cnt」を作成しました。パラメータ「iNum」に10より大きい値が渡されると、プログラムを終了します。
10以下はプラス1を返しました。11を渡すと結果は返ってきませんでした。「sys.exit()」によりプログラムが終了したからですね。
処理終了 return
Pythonのプログラム内で処理を終了するには「return」を使います。returnは関数を終了させたり、戻り値を返したりします。
例1. returnの使用例(戻り値あり)
def cnt(iNum): if iNum > 10: return iNum else: return iNum + 1
cnt(1) #[結果] 2 cnt(2) #[結果] 3 cnt(11) #[結果] 11
この例は、先ほどの例とほぼ同じです。関数「cnt」では、パラメータ「iNum」に10以下ではプラス1をした値を返します。それ以外はそこで処理(関数)を終了して、受け取った値をそのまま返します。
例2. returnの使用例(戻り値なし)
def cnt(): if iNum > 10: return else: 処理を記述
例2は戻り値ではなく関数の処理の途中で終了するパターンです。returnはこのように処理を終了するコマンドなので、戻り値がなくてもかまいません。
以上、Pythonで、プログラム終了する「exit」と処理終了する「return」でした。
コメント
returnの動きについて確認したくてこのページを拝見しました。
勉強になりました!有難うございます。
追伸:
「例1. returnの使用例(関数の戻り値あり)」のcnt(11)の結果は11ではないでしょうか。
何か自分の間違いでしたら申し訳ないです。
その通りでした。修正しました。
ご指摘ありがとうございました!