ブロックチェーンのネットワークP2P

ブロックチェーンは従来のネットワーク構成とは違うP2Pで動きます。今回はブロックチェーン、P2Pあたりについてザックリとした解説をします。

まずはP2Pに至るまでのおさらいをしてみます。

クライアントサーバー型

従来のシステムは「クライアントサーバー型」です。一般的には「クラサバ」と呼ばれています。

クライアント(パソコン)がいてサーバーがいます。1台もしくは数台のサーバーがいて、多数のクライアントがこのサーバーへアクセスします。

イメージ的にはサーバーに多数のクライアントがぶら下がっているイメージ。

例えば、会社で使うファイルサーバーはクライアントサーバー型です。多数の社員が1台のファイルサーバーにアクセスします。WEBサーバーも同じですね。

クライアントとサーバーが「多:1」の関係が特徴です。

デメリット

  • ハード故障リスクが常にある
  • コストが高い

デメリットはサーバーが死んだらアウトという点です。もちろんサーバーは多重化・冗長化されていますが、それでも安心はできませんよね。常にサーバー故障リスクがついてまわりますから。

また自前でサーバーを調達する(オンプレミス)ため、サーバーを選定したり、業者とやりとりしたり、故障したら修理したり、日々バックアップとったり、サポートに加入したり・・・。

サーバー管理・ハード調達のコスト増になるのもデメリットです。

クラウド型

その次に登場し、現在主流なのが「クラウド型」です。

クラウドはインターネット上にある複数のサーバーが論理的につながっていて、クライアントはそのサーバーにアクセスします。

なので、クライアントとサーバーが「多:多」になりますが、サーバーの数は圧倒的に少ないため、正確にいうと「多:小」になります。

サービス

AmazonのAWS、MicrosoftのAzureが有名です。

メリット

立ち上げまでが速いのと、自前でハードを調達せず管理も必要ないのでコスト安とされています。

デメリット

デメリットとしては、クラウド業者がサービス撤退、買収、倒産などのリスクがあります。

この変化の激しい時代に特定業者にシステムを依存していていいのか?これは実は大きなリスクだったりします。

P2P型(分散型)

そして、これから主流になるかもといわれているのが「P2P」です。ブロックチェーンはP2Pのネットワークで動作します。

P2P(Peer to Peer)とはサーバーという中央がなくクライアント同士がつながっています。

よってサーバーにアクセスが集中することがありません。クライアント同士がつながるので、「1:1」の関係性です。

特徴としては「非中央集権」という点です。中央である「サーバー」も「クラウド業者」もいません。参加しているノードと呼ばれるパソコンは、全員平等です。

 

サービス

P2Pは以前流行していたファイル交換ソフトであるNapster・WinMX・Winnyなどで採用されていました。Skypeも採用しているみたいです。ブロックチェーンもP2P型・分散型です。

メリット

  • サーバーがいらないので低コスト
  • 障害が起こりにくい
  • 業者に依存しない
  • スケーラビリティが高い(サーバーに負荷集中しない)

世界中に参加者(ノード)がいれば、サーバー故障、システムダウンなどはありえません。P2Pは数台でも動いていれば動作するとされています。世界中のノードが全台同時に落ちるなんてありえないですからね。

ハードによるシステムダウンを考えなくてもいいのは画期的なことだと思います。

業者のサービス撤退リスクもありえません。例えば、ビットコインはOSS(オープンソース)で開発されており、世界中の人が開発しているため撤退というのは起こりにくいです。絶対ないとはいえないけれど、ほぼほぼない。

サーバー、クラウド業者に依存しないというのはある意味、画期的であります。

ブロックチェーン

ここからは「ブロックチェーン」についてです。クライアントサーバー型、クラウド型のデメリットを見事にクリアしたのがブロックチェーンです。

しかし、もちろん完璧ではないですね。

まず、そもそもブロックチェーンの成功例が「ビットコイン」くらいしかない。

そもそもビットコインから生まれたのがブロックチェーンなので、つまり本人しか成功していません。

またサーバー・クラウド業者に依存しないメリットがありますが、業者が作ったブロックチェーン、つまりコンソーシアム型・プライベート型のブロックチェーンを利用する場合は、完全に依存してしまいます。

これからに期待

とはいえ、これからの技術なのでまだまだよくわかりません。だって何も出ていないので(笑)

これから登場する技術・サービスがどうなのか?によって、これは使える・使えないという判断ができると思います。

今はブロックチェーンについて是非を判断するのは時期尚早なんですね。

現在、世界中でブロックチェーンを採用したサービスが開発中です。数年内には使えるブロックチェーンが登場する予感がします。どんなサービスが生まれるのでしょうね?

以上、ブロックチェーンのネットワークP2Pの解説でした。

 

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