3つのブロックチェーン(パブリック・コンソーシアム・プライベート)

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ブロックチェーンには3つのブロックチェーンのタイプがあります。

  • パブリック
  • コンソーシアム
  • プライベート

パブリック・コンソーシアム・プライベートについて、紹介します。

パブリック型ブロックチェーン

ブロックチェーンの1つ目は「パブリック型ブロックチェーン」(Public blockchain)です。

公平で誰でも見ることができる

「パブリック」とあるように「公開」されているブロックチェーンです。

世界中の誰でもブロックチェーンを利用でき、誰でも見ることができます。

完全に公平で透明性のあるブロックチェーンがパブリック型です。パブリック型ブロックチェーンで有名なのはビットコインですね。

どこかの企業が運営したり、特定の個人が管理しているわけではなく、誰かが運営・管理します。完全なる非中央集権です。

この「誰か」というのがポイントです。

報酬でシステムが動く

誰でもタダ(無料)では面倒な作業をしたくないですよね?タダ働き・ボランティアなんてイヤに決まっています。

でも報酬をつければ・・・?報酬目当てで、面倒な作業を引き受けてくれる人が現れます。

この報酬がいわゆる「マイニング」です。ビットコインでは帳簿を計算して記帳する作業が必要です。銀行業務と同じ作業が必要です。

この「銀行業務をしてくれた人」にはビットコインがもらえる仕組みになっています。

報酬をつけることにより、誰かがシステム運営してくれて、それにより自発的にブロックチェーンが機能していくのがパブリック型の特徴です。

これは凄い仕組みですよね?人間の欲望までもシステム化したというか・・・。画期的です!

人類の未来はこのパブリック型ブロックチェーンなのかなーと考えさせられる仕組みです。

コンソーシアム型ブロックチェーン

2つ目は「コンソーシアム型ブロックチェーン」(Consortium blockchain)です。

グループ内のブロックチェーン

コンソーシアム型というのは、グループ内だけで動くブロックチェーンです。例えば、Tポイントがイメージしやすいと思います。

Tポイントはツタヤが運営するポイントですが、ツタヤだけでなく、ファミリーマート、ANA、ガスト、Yahooなどで使えます。

いくつかの企業が提携グループを作り、その中で使えるポイントです。

「コンソーシアム型」もこれと同じで、例えば、ファミリーマート、ANA、ガスト、Yahooの利用客だけで使うブロックチェーンが「コンソーシアム型」です。

マイニング、仮想通貨

承認はこれらの企業が行うことになります。パブリック型のように「不特定の誰か」ではありません。中央集権的です。

YahooがAさんにポイントを付与したら、それをファミリーマートとANAが検証してOKであれば有効なトランザクションになるみたいなイメージなのかなーと。

仮想通貨やマイニングは必要ではないので、コンソーシアムの参加企業の考え方次第でしょうね。必要だと思えば、使われるかもしれないですね。

将来的には、Tポイントや楽天ポイントはこのコンソーシアム型ブロックチェーンに置きかわるのかなーなんて思っていますね。

プライベート型ブロックチェーン

3つ目は「プライベート型ブロックチェーン」(private blockchain)です。

「プライベート」の名前どおり、個別のブロックチェーンです。

例えば、企業内だけで動くブロックチェーンです。ある会社だけで使うブロックチェーンです。

プライベート型ブロックチェーンのメリットはよくわかりませんね。改ざんできない、低コストとか?実際に低コストなのかは賛否両論あるようです。

今のシステムのリプレイスだとしたら、相当なメリットがないとダメですね。いまいち、プライベート型はピンときませんね。

まとめ

というわけで、3つのブロックチェーン(パブリック・コンソーシアム・プライベート)をまとめます。

今のところ、世に出ていて知名度の高いものでは、「パブリック型ブロックチェーン」のビットコインくらいなのかな。

「コンソーシアム型ブロックチェーン」は金融系で実験中です。そろそろ形になるのかなーという感じ。

「プライベート型ブロックチェーン」はいまだ形が見えない・・・。

ブロックチェーンは現在発展途中のこれからの技術です。

これらのパブリック・コンソーシアム・プライベートの中から様々なサービスが生み出されていくのが楽しみです!

 

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