ブロックチェーンの「ブロック」と「トランザクション」の流れをつかむ

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ブロックチェーンの基本である「ブロック」と「トランザクション」って何でしょうか?

今回は「ブロック」と「トランザクション」を解説し、流れをつかんでみます!

トランザクション

ブロックチェーン、ここではビットコインで考えてみます。

ビットコインの「トランザクション」はザックリいうと、送金のことです。送金に必要な取引明細といった方がわかりやすいかもしれません。

トランザクションの例

「AさんがBさんに0.1BTCを送金した」場合、このビットコインの取引明細がトランザクションに記述されています。

「INPUT」はAさんの現在の保有BTC「1BTC」です。

「OUTPUT」はBさんのBTC受け取り額「0.1BTC」、送金後のAさんのBTC残高「0.899BTC」、このトランザクションに支払う手数料「0.001BTC」です。

マイナーへの手数料

トランザクションはマイナー(マイニングをする人)によってビットコインブロックチェーン(ビットコインネットワーク)に連結されます。

この連結された状態が「送金完了」です。よってマイナーに手数料は必ず支払う必要があります。

ブロックチェーンはトランザクションのこと?

ビットコインブロックチェーンは、「トランザクションがほぼ全て」です。どういうことかというと、このトランザクションがブロックチェーンのメインのデータなんです。

正確にいうと、他にもデータを保持していますが、それは付加データであってメインデータではありません。

このトランザクションがほぼ全て。これだけなんですね。とてもシンプル。

ブロックチェーンとはトランザクションがつながっているデータの塊のことなんですね。

ちなみに2018年5月下旬のビットコインの24時間のトランザクション数は「205,554」でした。24時間で20万強もトランザクションが生成されていました。

興味のある方はこちらから現在のビットコインのトランザクション数を確認してみてください。

参照:https://blockchain.info/ja

ブロック

トランザクションは送金のことで、取引明細を持っていることがわかりました。次はブロックです。

ブロックとトランザクションの関係

このトランザクションはいくつかのトランザクションを1つの箱にいれて管理されています。この箱のことを「ブロック」と呼びます。

ブロックの中に複数のトランザクションが入っています。1ブロックに1トランザクションではありませんので注意してください。

ブロック高

そして、このブロックは「前のブロック」、「次のブロック」とつながっています。

例えば「ブロック1」は「ブロック2」とつながっています。「ブロック2」は「ブロック1」と「ブロック3」とつながっています。

ブロックにはナンバーがついていて、このナンバーのことを「ブロック高」と呼びます。2018年5月下旬のビットコインのブロック高は「524,250」でした。52万ものブロックが出来上がっているんですね。

興味のある方はこちらから現在のビットコインのブロック高を確認してみてください。

参照:https://blockchain.info/ja/blocks

ブロックが鎖でつながっているように見えるので、「ブロックチェーン」なんですね。

ビットコインのブロック生成までの流れ

ビットコインのトランザクション~ブロック生成までの流れをまとめてみます。

  1. AさんがBさんへビットコインを送金する
  2. トランザクションが生成される
  3. マイナーがブロックを生成し、このトランザクションを含める
  4. ビットコインネットワークにこのブロックが広がっていく

暗号化を省略し、トランザクションからブロック生成、そしてビットコインネットワークに伝搬するところまでの流れをザックリとまとめてみました。

こうなると、次は暗号化の部分が知りたくなってきますねー。それはまた次回にでも。

以上、ブロックチェーンの「ブロック」と「トランザクション」とは何か?の解説でした。

 

 

コメント

  1. とおりすがり より:

    わかりやすい説明で、どうなっているのか、わたしにも理解できました。
    ただ、構造を理解できたおかげで、Aさんの1BTCをINPUTに、だれかに10BTC渡してしまう履歴をなぜ残せないのか、あらたな疑問をもちました。もしよかったら解説をお願いします!