【Python】Excelのデータをすべて取得する方法

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PythonでExcelの使い方についてです。

この記事の内容はコチラです

  • PythonからExcelのデータをすべて取得する
  • 「Sheet1」に存在するすべてのデータを取得する

今回は、Excelのデータをすべて取得する方法を解説します。

Excelのデータをすべて取得する

構文

import openpyxl

# ブックを取得
ブック変数 = openpyxl.load_workbook('ファイル') 
# シートを取得
シート変数 = ブック変数['シート'] 
# セルを1つずつ取得
for セル変数1 in tuple(シート変数.rows もしくは シート変数.columns):
    for セル変数2 in セル変数1:
        セル変数2.value

PythonでExcel操作をするには、「openPyXl」パッケージが便利です。「openPyXl」を事前にダウンロード・インストールしておく必要があります。

参照外部パッケージ OpenPyXLをインストールする方法

「rows」「columns」は「タプル」で行or列が構成されます。そのタプル内でさらにタプルで行or列が構成される2重タプルになっています。

なので1行or1列ごとに取得し、その1行or1列をさらに取得すれば、セルのデータを取得することができます。

サンプルデータ

サンプルデータとして、今回はこのようなEXCELデータを使用します。

例1. Excelのセルをすべて取得する(行が基準)

import openpyxl

# ブックを取得
book = openpyxl.load_workbook('C:\\pg\\人口一覧.xlsx')
# シートを取得 
sheet = book['Sheet1']

# セル番地を取得 
for cells in tuple(sheet.rows):
    for cell in cells:
        print(cell.value)
#[結果] 年齢
#[結果] 男女計
#[結果] 男
#[結果] 女
#[結果] 1
#[結果] 1000
#[結果] 514
#[結果] 486
#[結果] 2  ※以下省略

この例では、「Sheet1」に含まれるデータをすべて取得しました。

「tuple(sheet.rows)」で1行ごとに取得し、その1行をさらに列毎に取得して、セルの値を取得しました。

例2. Excelのセルをすべて取得する(列が基準)

import openpyxl

# ブックを取得
book = openpyxl.load_workbook('C:\\pg\\人口一覧.xlsx')
# シートを取得 
sheet = book['Sheet1']

# セル番地を取得 
for cells in tuple(sheet.columns):
    for cell in cells:
        print(cell.value)
#[結果] 年齢
#[結果] 1
#[結果] 2
#[結果] 3
#[結果] 男女計
#[結果] 1000
#[結果] 960
#[結果] 975  ※以下省略

例1と同じくセルを1つずつ取得しました。取得するデータは同じですが、順番が違います。例2は列を基準に取得しました。例1との違いに注意してください。

「tuple(sheet.columns)」で1列ごとに分解し、その1列をさらに行毎に分解して、セルの値を取得しました。

これでEXCELのセルデータをすべて取得することができました。

参照https://openpyxl.readthedocs.io/en/stable/#

以上、PythonでExcelのデータをすべて取得する方法でした。

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