Pythonのsetについて。
この記事の内容はコチラです
- Pythonのsetの使い方
- 集合型の使い方
- listをsetに変換する
今回は、Pythonのset型(集合型)の使い方を解説していきます!
set型(集合型)の構文
Pythonのset型(集合型)はlist型のように配列形式で値をもつデータ型です。ただし、set型(集合型)はlist型とは違い重複は存在しません。
# set型(集合) {値1,値2,値3}
Pythonの「set型(集合型)」は「値」を配列のように扱います。「値」をカンマ区切りで記述し、全体を波カッコ{}でくくります。波カッコ{}は辞書型と同じ記述です。
# set型(集合) set{リスト}
# set型(集合) set{タプル}
# set型(集合) set{辞書}
Pythonの「set型(集合型)」は「set」のあとに「リスト」「タプル」「辞書」を記述することもできます。
setの特徴として、重複がある場合は除外されます。
setの使用例
例1. set型(集合型)を作成する
# set型(集合型) program = {'python','java','c#'} program #[結果] {'java', 'c#', 'python'}
set型「program 」を作成しました。辞書型の記述とほぼ一緒です。値がなくキーのみですね。
中身を確認すると要素数はバラバラになっています。set型は集合なので要素数はもちません。順番が重要なケースでは使えませんね。
例2. set型(集合型)は重複は除外される
# set型(集合型) program = {'python','java','c#','python'} program #[結果] {'c#', 'python', 'java'}
set型「program」に同じ値「python」を2つ作成しました。中身を確認すると、「python」は1つだけになり、重複は自動的に除外されました。
例3. リスト型(list)をset
# リスト型(list)をset set(['python','java','c#']) #[結果] {'c#', 'python', 'java'}
リスト型(list)を「set」でset型にしました。
例4. タプルをset
# タプルをset set(('python','java','c#')) #[結果] {'c#', 'python', 'java'}
タプルを「set」でset型にしました。
例5. 辞書型(dictionary)をset
# 辞書型(dictionary)をset set({1:'python',2:'java',3:'c#'}) #[結果] {1, 2, 3}
辞書型(dictionary)をsetしました。辞書型は「キー」と「値」をもちますが、setすると「キー」のみとなりました。
例5. set型を追加する
# set program = {'python','java','c#'} # setに追加 program.add('c++') #[結果] {'c#', 'python', 'c++', 'java'}
set型に追加するには「add」を使います。
例6. set型を削除する
# set program = {'python','java','c#'} # setに追加 program.remove('python') #[結果] {'c#', 'java'}
set型に削除するには「remove」を使います。
例7. カラのset型を作成する
program = {} typr(program) #[結果] <class 'dict'>
波カッコでカラの変数を作ろうとするとdict型になってしまいます。
program = set() typr(program) #[結果] <class 'set'>
中身のないカラのset型は「set()」で作成します。
これでリスト型、タプル、辞書型(dictionary)からset型を作成し、set型を追加・削除することができました。
以上、Pythonのset型(集合型)の使い方でした。
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