Pythonの「モジュール」「クラス」「メソッド」について。
この記事の内容はコチラです
- 「モジュール」「クラス」「メソッド」の違い
- モジュールとは
- クラスとは
- メソッドとは
Pythonには「モジュール」「クラス」「メソッド」があります。この関係を理解しないとオブジェクト指向のプログラムは作ることができません。
今回は、Pythonでの「モジュール」「クラス」「メソッド」の違いや関係を理解するための解説をします。
Pythonでのモジュール・クラス・メソッドの関係
「クラス」と「メソッド」とは
Pythonには「クラス」と「メソッド」があります。
「クラス」は何かというと、「メソッド」を集めてひと固まりのグループにしたものです。似たような機能を集めて1つのクラスにするのが一般的です。
クラスの使い方はこちらを参照してください。
メソッドとは関数のことですね。「def 関数名():」で定義されます。詳細はこちらを参照してください。
例えば、下の図を見てください。便宜的に日本語で書きました。
数値の集計クラスがあります。このクラスはメソッドが3つあります。平均、四捨五入、標準偏差を計算するメソッドですね。
ここでは数値計算するメソッドを1つに集めてクラスにしました。このように似たようなメソッドをあつめてクラス化していきます。
「クラス」が親、「メソッド」が子です。この親子関係が基本です。
「クラス」と「モジュール」とは
Pythonには「クラス」と「メソッド」以外にも「モジュール」があります。
「モジュール」とは何か?というと、「モジュール」は「クラス」を集めてひとかたまりにしたものです。
「クラス」は「メソッド」を集めたものですが、その「クラス」を集めたものが「モジュール」です。
下の図では、数値の集計をするクラスとお金の集計をするクラスがあり、どちらも集計しています。なので「集計」モジュールとして1つのモジュールにまとめました。
このモジュールが1つの物理ファイルとなります。Pythonでは拡張子「py」とします。「モジュール」は「ファイル」のことですね。
モジュール・クラス・メソッドのまとめ
Pythonの「モジュール」「クラス」「メソッド」の関係についてまとめます。
- モジュールはファイルのこと(拡張子はpy)
- モジュールの中にクラスを定義する
- クラスの中にメソッドを定義する
- モジュールが親、クラスが子、メソッドが孫にあたる
以上、Pythonの「モジュール」「クラス」「メソッド」の関係と違いについての説明でした。
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